
「軽さ」と「強さ」の矛盾を越えて。6本骨と形状記憶生地が形になるまで。
2024年に発売した8本骨の『TOUGHNESS』は、剛性を重視した一つの形でした。
しかし、「もうひと回り小さいサイズがほしい」という声に応え、私たちは親骨を6本にする再設計に挑みました。
骨を減らせば、当然強度は落ちやすくなります。
また、近年の主流であるグラスファイバーは、折れにくい反面、風でグラグラと揺れて裏返りやすいという課題もありました。
このぐらつきを抑えるために取り入れたのが、「一体型ダブルグラスファイバー」です。
中親骨に2本のグラスファイバーを並べることで、しなやかさに確かな「剛性」をプラス。
風を受けても過度にブレず、8本骨モデルと同等の耐風性能を実現しました。
このタフな骨組みを活かすために、次は生地の「軽さと畳みやすさ」に向き合いました。
最近増えている「綺麗に畳める傘」の多くは、生地にパネルを貼り付ける方式です。
しかしこれでは重くなり、畳んだときも太くなってしまいます。
さらに、生地が重いと風で傘が大きく振り回され、手首に強い負担がかかります。風の力をしなやかに逃がすには、生地の軽量化が不可欠でした。
そこで私たちが採用したのが、繊維に折り目を記憶させる「秒速プリーツ」です。
生地本来の薄さと軽さを保ちながら、閉じた後も折り目が残るため、その折り目に沿ってたためば、早くきれいに収納できます。
コンパクトで風に強い。なのに、軽くて畳みやすい。
どちらも妥協したくないという思いから生まれたこの一本が、あなたの毎日をより軽やかに支える存在になれば幸いです。
TOUGHNESS 秒速プリーツ