FACTORY

アンベル社の製品は、1967年創業/1977年法人として設立した台湾資本の洋傘メーカーとパートナーシップを組み、中国福建省で製造しております。

百貨店や有名ブランド向けの高級傘を専門に製造する工場で、もっとも厳しいと言われている有名スポーツブランドの監査にも合格しております。縫製技術、品質管理に優れる工場です。

 

上の写真は傘を三角小間に裁断するための木型です。

この木型は工場が保有しているものの一部ですが、同じサイズの傘であっても、生地の厚みやフレームの種類によって微妙に木型を調整をしていきますので、このような多数の木型が存在します。

 

傘の種類によってはあえて古いミシンを使います。

写真のミシンはかなり古いように見えますが、今も現役のミシンです。

 

磨りガラスの下に蛍光灯を入れた台で、生地を透かしながら1枚ずつ検品をします。

染めムラや汚れ、目飛びなどないかをピックアップしていきます。

 

工場には冷房が設置され、工員さんは制服を着て作業をします。

傘工場は、冷房がない・制服もない、という工場がほとんどです。

 

自動化が難しい「中綴じ」という手作業の工程です。

熟練の工員さんが整然と並び、整理整頓された環境で作業しています。

 

ハンドルを付ける前の「中間検品」です。ほどんどの工場はこの「中間検品」を実施していないか、もしくは適当にやっている工場が多いです。

この「中間検品」を重視して行うことで歩留りがよくなり、不良率が大幅に下がります。

また明るい場所で作業できるように、他の工程よりも照明を多く設置しています。

 

最終全量検品をして、ラベル付けや包装をしていく工程です。

異物混入を防ぐ為、最終検品現場と包装梱包現場ではパーテーションで仕切っています。

※扉が開放されているのは、アンベル社が撮影の為に出入りをした為です。

 

不良を発見した場合は、不良箇所別に整理して保管します。

その後、不良箇所に該当する工程責任者へフィードバックをし、改善を実施します。

 

最終検品が終了し、梱包したものからランダムに抜き取り検品を実施します。

ここで複数の不良が発見された場合は、全量検品をやり直しします。

アンベル社の製品は、このように厳格な生産管理を実施しており、改善を継続し品質向上を目指しています。