FACTORY

パートナーシップを組む製造工場について

アンベルの製品は、1967年創業の台湾資本の洋傘メーカーとの提携のもと、中国福建省の工場で製造されています。

この工場は、百貨店や国内外の有名ブランド向けの高級傘を専門に製造しており、厳しい品質監査基準を持つグローバルなスポーツブランドの製造認可も受けています。高い縫製技術と確かな品質管理体制が、アンベルの製品づくりを支えています。

 

傘を三角小間に裁断するための木型

同じサイズの傘であっても、生地の厚みや骨(フレーム)の種類によって、木型を数ミリ単位で微調整しています。

製品ごとの特性に合わせた多数の木型を使い分けることで、傘を開いたときの美しいシルエットと適切な張りを生み出しています。

 

希少な「単環縫いミシン」を使用する工程

傘の種類や生地の特性によっては、今ではかなり希少となった「単環縫い(たんかんぬい)ミシン」をあえて使用しています。

30年以上傘の生産に携わってきた代表の辻野も「このミシンほど傘の生産に向いているものはない」と評価するほど、傘づくりにおいて優れた適性を持つミシンです。この機械の特性を知り尽くした熟練の職人技が、1本1本の美しい縫い目と確かな仕上がりに繋がっています。

 

生地の透かし検品

磨りガラスの下に蛍光灯を配した専用の作業台で、生地を透かしながら1枚ずつ検品します。織りムラや小さな汚れ、目飛びなどを丁寧にチェックし、不良の見落としを防いでいます。

 

整えられた作業環境

工場内には冷房を完備し、工員は制服を着用しています。衛生面や安全面に配慮された安定した環境を整えることで、職人が高い集中力を保ってモノづくりに向き合える体制をつくっています。

 

品質を高める手作業の「中綴じ」

生地と骨を固定する「中綴じ」という工程は、効率を最優先する安価な工場などでは機械による自動化が進んでいます。しかし、糸始末の美しさや、繰り返しの開閉に耐える強度を考えると、現時点では手縫いの方が圧倒的に高い品質を保つことができます。

そのためアンベルでは、長く愛用していただける耐久性を追求し、この工程をすべて手作業で行っています。整理整頓された環境のなか、熟練の工員たちが1本ずつ丁寧に仕上げていく手仕事の精度が、傘の確かな品質を支えています。

 

品質を安定させる「中間検品」

ハンドル(手元)を取り付ける前に「中間検品」を実施しています。最終組み立ての前に一度チェックを挟むことで、組み立て後の不良を未然に防ぎ、高い良品率を維持しています。

 

異物混入を防ぐ最終全量検品と包装

最終的な全量検品を行い、ラベル付けや包装を進める工程です。髪の毛やチリなどの異物混入を防ぐため、検品スペースと梱包スペースはパーテーションで厳密に仕切るなど、細部まで配慮を行き届かせています。

 

工程へのフィードバックと改善

万が一不良が発見された場合は、内容ごとに分類して記録・保管します。そのデータを該当する工程の責任者へ速やかに共有(フィードバック)し、再発防止と作業工程の絶え間ない改善につなげています。

 

出荷前のランダムな抜き取り検品

最終検品を終えて梱包された製品の中から、さらにランダムに抜き取り検品を実施します。ここで一定以上の不良が確認された場合は、そのロットの全量検品を最初からやり直します。

こうした厳格なチェックを経て、「使い捨てから、常備へ」というコンセプトに見合う耐久性と品質が保たれています。

 

アンベルの製品は、このように各工程での緻密な管理と、日々の改善活動によって作られています。これからも製造現場と密に連携し、使う方に長く満足していただける確かな品質の傘をお届けしていきます。