商品開発STORY | HEATBLOCK VERYKAL

近年の夏の厳しい暑さにおいて、日差しから肌を守る日傘は外出の必須アイテムとなっています。しかし、便利なワンタッチ自動開閉式を選ぶと重量が増しやすく、一方で軽さを優先すると遮光性能が十分ではないという課題がありました。

結果として、持ち歩きの重さに負担を感じてしまうケースも少なくありません。私たちは、確かな遮光性能と自動開閉の利便性を両立し、毎日バッグに入れておける晴雨兼用傘を目指して開発をスタートさせました。

開発における大きな課題は、軽量化と遮光性の両立でした。遮光率100%の生地は、一般的な雨傘用の生地に比べて厚みがあり、重くなりやすい傾向があります。

特に自動開閉傘においては、生地が硬いと折りたたんだ際に太くなり、持ち歩きにくくなるだけでなく、開閉時に骨組みへ負荷がかかってスムーズな動作を妨げる原因にもなります。この生地の厚みと硬さを解消することが、製品化への必要不可欠な要素でした。

そこで私たちは、20デニールの極細糸で織り上げた、薄くしなやかな生地を選定しました。自動開閉の細かな動きにもスムーズに連動する柔らかさを持っています。

薄型化による遮光性の低下を防ぐため、生地層、遮光層、ポリウレタン(PU)コーティング層からなる独自の3層構造を採用。これにより、遮光率100%に加え、紫外線や可視光線、さらには近赤外線も99.9%カットする遮光・遮熱性能を、薄さを維持したまま実現しました。

この薄型生地に、軽量で弾力性のあるカーボンファイバーをフレームの一部に組み合わせることで、自動開閉機能を備えながらも、約210g〜240g(カラーにより異なる)という軽量設計を形にしました。

バッグに入れて手軽に携帯でき、ボタン一つでスムーズに日差しを遮ることができます。日々の移動をより快適にする道具として、このHEATBLOCK VERYKALが夏の外出をサポートする一助となれば幸いです。

アンベル株式会社 CEO

執筆者:辻野義宏

30年以上に渡って傘の開発および研究を続けている。革新的な機能を追求し続ける日本の傘ブランド「AMVEL (アンベル) 」では、時代によって変化するベストを追求し、最先端の技術を駆使した傘をお届けしています。