その日傘、本当に良いもの？「生地の厚み」が品質の証ではない理由

最近、ECサイトで「高級日傘」という言葉をよく目にするようになりました。価格が高いほど、そして生地に厚みがあるほど「良いもの」というイメージが先行しているように感じます。確かに、写真で見る印象や、商品詳細の重さの記載だけでは判断が難しいかもしれません。

しかし、本当にその日傘は、あなたの求めている機能と快適さを兼ね備えているのでしょうか？アンベルの「ヒートブロック」は、お客様に最高の遮光・遮熱効果と、驚くほどの軽さ、そして畳みやすさを提供するために、「生地の厚み」に左右されない高機能性を追求してきました。

今回は、日傘の品質を測る上で、生地の厚みが決して万能な指標ではないことを、具体的なデータとともにお伝えしたいと思います。

薄くても、機能は最高レベル。ヒートブロックの挑戦

アンベルが「ヒートブロック」の開発で目指したのは、厳しい日差しから徹底的に守りつつ、毎日持ち歩きたくなるような軽さと使いやすさの両立です。その結果、私たちは驚くべき数値を達成しました。

これらの数値は、日傘に求められる最高レベルの機能と言えるでしょう。

「でも、本当に薄い生地でそんな効果があるの？」そう疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで私たちは、念のため他社製の高価格帯の遮光傘を購入し、ヒートブロックと同じ試験を実施しました。

驚くべきことに、一般的な日傘よりも明らかに厚みのある他社製品（生地の厚みは約0.2mm）と、ヒートブロック（生地の厚みはわずか0.06mm〜0.09mm）を比較した結果、UVカット率、遮光率、可視光線カット率においてはほぼ同じ数値を記録しました。

さらに、涼しさを測る重要な指標である遮熱率においては、ヒートブロックの方が優れた数値を出したのです。この結果は、生地の厚みが必ずしも遮光性や遮熱性に直結するわけではないことを明確に示しています。

補足すると、傘生地の主要な生産地である中国では、近年製造機械の更新が急速に進んでいます。特にPU（ポリウレタン）コーティングの製造技術は、この数年で格段に向上しました。これにより、薄い生地でも高い遮光性や遮熱性を実現できるようになったのです。

ヒートブロックがこれほどの高機能性を持ちながら、手に取った時に驚くほどの軽さと、スマートに収納できる畳みやすさを実現している秘密は、まさに「生地の薄さ」にあります。薄くても、その生地にはアンベルが長年培ってきた技術と、品質への一切の妥協がありません。

生地が何層にも重なっているから遮光性が高い、という訴求はもはや古い常識です。重要なのは、どのような技術で、どれだけ効率的に光や熱をブロックできるかです。

もし「生地が厚いから安心」という表示をECサイトで見かけたら、それが本当にあなたの求める機能と直結しているのか、一度立ち止まって考えてみてください。

日傘選びにおいて、「価格の高さ」や「生地の厚み」だけで判断するのはもったいない時代になりました。本当に大切なのは、「UVカット率」「遮光率」「遮熱率」といった具体的な数値と、それがあなたの夏の快適さにどう貢献してくれるかです。

アンベルのヒートブロックは、薄く、軽く、そして畳みやすいという利便性を極めながら、最高レベルの機能性であなたを日差しから守ります。今年の夏は、見た目や重さに惑わされず、本当に価値のある高機能日傘を選んで、より快適な毎日を過ごしましょう！

あなたの理想の日傘は、どんな日傘ですか？ぜひアンベルの「ヒートブロック」のプロダクトページで、その軽さと機能性を体感してみてください。

アンブレラジャーナル執筆者：辻野義宏
アンベル株式会社 CEO。30年以上に渡って傘の開発および研究を続けている。革新的な機能を追求し続ける日本の傘ブランド「AMVEL (アンベル) 」では、時代によって変化するベストを追求し、最先端の技術を駆使した傘をお届けしています。