「折れない」のその先へ。独自構造がもたらす夏の安心感

夏の午後の突然の突風や、ビル風に煽られる瞬間。日傘を使っているときに最もヒヤリとするのは、風で傘が壊れてしまうのではないかという不安です。私たちが「KALCT HEATBLOCK」の開発において、軽さと並んで追求したのは、過酷な風にも動じない「構造の科学」でした。
意匠登録済み、独自開発の「一体型樹脂ジョイント」
一般的な傘の多くは、骨と骨を繋ぐ関節部分に金属のパーツを使用します。しかし、金属は強い衝撃を受けると曲がったまま戻らなくなったり、接合部に負荷が集中して折れてしまったりすることがあります。
そこで私たちが辿り着いた答えが、意匠登録済みの「一体型樹脂ジョイント」です。この構造の最大の特徴は、風の衝撃を一点で受け止めるのではなく、ジョイント全体で「いなす」ことにあります。樹脂特有のしなやかさを活かし、風圧に対して骨組みが柔軟に動くことで、破損の原因となる応力の集中を防いでいます。
数値が証明する、全方位からの耐風性能
この構造の真価を確かめるため、第三者機関による厳格な送風試験を実施しました。傘に対して水平、斜め、真上、そして背面といった、あらゆる角度(0°、45°、90°、135°、180°)から風を当てる試験です。
試験では、風速15m/s(時速54km)まで加速して1分間保持する条件を採用しました。時速54kmといえば、自動車が公道を走行するスピードに匹敵し、看板がガタガタと鳴り、歩くのが困難に感じるほどの強風です。この過酷な条件下でも、KALCTの骨組みには破損や著しい変形、縫製の異常などは一切認められませんでした。
さらに、傘が反り返った(オチョコになった)状態から閉じる操作を100回繰り返す「繰り返し強度試験」においても、その強靭さは揺るぎませんでした。
道具への信頼が、夏の移動を自由にする
日傘は、ただ日差しを遮るだけの道具ではありません。どんな天候下でも自分を守ってくれるという「信頼」があってこそ、私たちは心置きなく外を歩くことができます。
軽やかなカーボンファイバーの骨に、風を逃がす樹脂ジョイント。このマニアックなまでのこだわりは、すべて「傘の破損を気にせず、夏をスマートに楽しんでほしい」という願いに基づいています。風を恐れず、軽やかに街を歩く。そんな新しい夏の日常を、この一本が支えます。
