
「自動開閉」と「100%遮光」の融合。200g台に込めた0.06mmの革新。
猛暑の外出を、もっと身軽なものに変えたい
ここ数年、日本の夏は命に関わるほどの暑さとなりました。日差しから肌を守る遮光日傘は、今や外出の必須アイテムです。しかし、便利な自動開閉式を選べば「重くてかさばる」のが当たり前であり、軽さを優先すれば「遮光性能が物足りない」というジレンマがありました。結局、重さに耐えかねて日傘をバッグから出してしまう……そんな光景をなくしたい。私たちは、遮光性能と利便性を一切妥協せず、毎日バッグに入れておける「究極の晴雨兼用傘」を目指して開発をスタートさせました。
「厚くて重く、硬い」遮光生地という名の大きな壁
「軽量」と「遮光」の両立は、私たちが直面した最も高いハードルでした。今や遮光率100%という数字自体は珍しくありませんが、日傘生地は雨傘に比べてどうしても厚く、重くなりがちです。特に自動開閉傘において、生地の「硬さ」は致命的でした。生地が硬いと折りたたんだ際に太くなってしまい、ポータブル性が損なわれるだけでなく、開閉動作の際に骨組みへ大きな負荷がかかり、スムーズな動きを妨げてしまうのです。この生地の課題を解決しない限り、私たちが理想とする日傘は完成しませんでした。
0.06mmの薄さに宿る、独自の3層構造
私たちが辿り着いたのは、0.06mmから0.09mmという、遮光生地としては異例の薄さと柔らかさでした。20デニールの超極細糸で織り上げたこの生地は、驚くほどしなやかで、自動開閉の複雑な動きにもスムーズに追従します。薄くなれば遮光性が落ちるという懸念は、独自の「3層構造」で解決しました。生地層、遮光層、ポリウレタン層を高度な技術で一体化させることで、遮光率100%はもちろん、紫外線や可視光線、さらには肌の奥まで届く近赤外線までも99.9%カットする性能を、この薄さで実現したのです。
傘を開くたび、涼しい特等席が広がる
この極薄生地に、航空機素材である軽量なカーボンファイバー製の骨組みを組み合わせることで、自動開閉機能を搭載しながら、わずか200g台という圧倒的な軽さを実現しました。バッグに忍ばせておけば、ボタン一つで自分だけの「涼しい木陰」が瞬時に広がります。単なる道具としての傘を超え、天候による制約からあなたを解放し、真夏の外出をポジティブな時間に変えること。私たちの情熱が注ぎ込まれたこのHEATBLOCK VERYKALが、あなたの毎日をより自由で快適なものにすると信じています。