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「自動開閉傘は便利そうだけど、重くて持ち歩くのが億劫…」 「軽い折りたたみ傘は持っているけど、開閉が面倒だし、すぐに壊れそうで不安…」
こうした、折りたたみ傘が持つ「利便性」と「携帯性(重さ)」のジレンマは、多くの方が一度は感じたことのある悩みではないでしょうか。
この課題の解決を目指し、2019年の発売以来、当店「AMVEL UMBELLA STORE」でも長くご好評をいただき、今もなお多くのお客様に選ばれているアイテムの一つが、世界最軽量級*の自動開閉傘「VERYKAL(ベリカル)」です。
なぜVERYKALは、これほど長く支持され続けているのか?
この記事では、傘の専門家である私たちが、その大きな理由である「自動開閉なのに軽い」を実現した技術的な秘密を、解説します。
*世界最軽量級:親骨サイズ54cm、6本骨の自動開閉折りたたみ傘において(2019年発売当時・自社調べ)
私たちがVERYKALを開発するまで、自動開閉傘には「便利だが、重い」というイメージがつきまとっていました。
従来の自動開閉傘は、その複雑な機構ゆえに平均重量が約284g〜320g(※LP記載データより)もありました。これはカバンに入れて毎日持ち歩くには、少々ためらわれる重さかもしれません。
しかし、VERYKALは「わずか164g」という軽さを実現しました。
164gという重さは、一般的なスマートフォンとほぼ同じです。 「これなら、いつ雨が降るか分からない日でも、ためらわずにカバンに入れっぱなしにしておける」 この”現実的な軽さ”こそが、VERYKALがまず評価されたポイントだと考えています。
では、なぜ自動開閉という便利な機能を持ちながら、これほどの軽量化が可能だったのでしょうか。
VERYKALの軽さは、決して一つの技術だけで実現できたものではありません。素材の選定から構造設計まで、グラム単位での緻密な工夫が組み合わさっています。
その秘密は、大きく分けて以下の3つにあります。
軽さへの貢献度が大きいのが、親骨(傘の骨格の主要部分)に採用されている「カーボンファイバー」です。
カーボンファイバーは、日本語で「炭素繊維」と呼ばれる素材で、「鉄の約1/4の重さでありながら、約10倍の強度」を持つとも言われる素材です。その特性から、航空機やレーシングカーなど、軽さと強度が求められる分野で使用されています。
従来の傘骨の多くは、スチール(鉄)やグラスファイバーでできており、これが重さの一因でした。VERYKALは、このカーボンファイバーを親骨に採用することで、傘の骨格から軽量化を図ったのです。
傘の重量の多くは、実は「骨」だけでなく「生地」が占めています。
VERYKALは、生地にもこだわりました。採用したのは、ストッキングの糸にも使われるような、わずか「15デニール」という非常に細い糸で織り上げた軽量生地です。 (※デニールは糸の太さの単位で、数値が低いほど細く軽い)
「そんなに薄くて大丈夫か」と心配されるかもしれませんが、生地は格子状に補強糸を織り込んだ「リップストップ(裂け止め)」構造になっており、薄さと強度、しなやかさの両立を目指しました。
最後の鍵は「構造」です。 いくら骨や生地が軽くても、自動開閉傘の「核」となるシャフト(中棒)やハンドルが従来通りの分厚く重いものでは意味がありません。
VERYKALは、自動開閉のメカニズムを維持しながらも、シャフトを従来品よりも細くスリム化し、ハンドルも小型化。部品の一つひとつを見直し、全体の構造を最適化しました。
この「カーボンファイバー」「15デニール生地」「スリムな構造設計」という3つの要素技術が組み合わさったことが、VERYKALの軽さの源泉となっています。
もしVERYKALが「ただ軽いだけ」の傘であったなら、5年間も売れ続けることはなかったかもしれません。お客様に長くご愛用いただくため、軽さに加え、日常使いで求められる「丈夫さ」や「快適さ」も追求しました。
やはり、自動開閉機能は便利な機能です。
荷物で両手がふさがっている時
クルマの乗り降りの際
お子様を抱っこしている時
ハンドルのボタンひとつで開閉できるスマートさは、「一度体験すると手放せなくなる」というお声もいただくほどで、雨の日のストレス軽減に役立ちます。
「軽い傘は、風に弱い」というイメージの払拭を目指したのもVERYKALです。
軽量化に大きく貢献したカーボンファイバーは、同時に高い弾力性(しなやかさ)も備えています。強風を受けた際、あえて「しなる」ことで風の力を受け流し、折れにくい構造を実現。風速15m/sの耐風試験にも耐える設計となっています。 (※あくまで製品を固定した環境下での試験結果であり、実使用での耐風性能を保証するものではありません)
さらに、第三者機関による500回の開閉耐久テストもクリアしており、製品の耐久性も確認しています。
濡れた傘をたたむ時、手が濡れたり、周りの人を濡らしたりしないか気を使います。
VERYKALの生地には、撥水コーティング「Easy-Dry加工」が施されています。軽く振るだけで水滴が落ちやすいため、すぐに傘袋に収納できます。電車やお店に入る際もスマートです。
この撥水力は、AATCC22法に基づき第三者機関で実施した試験で、洗濯を20回繰り返しても高いレベルを維持する(初期100点、洗濯20回後90点)ことが確認されています。
VERYKALが2019年の発売から5年以上経った今もなお、多くのお客様に選ばれ続けている理由。
それは、 1. 「カーボンファイバー」 2. 「15デニール生地」 3. 「スリムな構造設計」
これらの技術を組み合わせることで、「自動開閉の利便性」と「常時携帯できる164gの軽さ」、そして「日常使いのための耐久性や撥水性」という、従来は相反するとも考えられた要素を、両立させたからだと考えています。
重い自動開閉傘を持ち運ぶストレスから、あなたも解放されてみませんか?
「自動開閉=重い」というイメージを変えたVERYKALの軽さを、ぜひあなたのバッグで体験してみてください。
アンブレラ・ジャーナル | THE UMBELLA JOURNAL
執筆者:辻野義宏(つじのよしひろ) アンベル株式会社 CEO。30年以上に渡って傘の開発および研究を続けている。革新的な機能を追求し続ける日本の傘ブランド「AMVEL (アンベル) 」では、時代によって変化するベストを追求し、最先端の技術を駆使した傘をお届けしています。