傘を「握る」という体験を、もう一度見直す。

一本の傘と長く付き合っていくなかで、最も手に触れる時間が長い場所はどこでしょうか。それは、傘の顔である「生地」でもなく、手元、すなわちハンドルです。私たちは今回、傘本体ではなく「ハンドルだけ」を販売するという選択をしました。一見、地味なパーツに思えるかもしれませんが、ここには傘の道具としての完成度を左右する、切実な理由が詰まっています。
使い慣れた傘に、新しい命を吹き込む
折りたたみ傘のハンドルは、コンパクトさを追求するあまり、3cm程度の短いものが主流です。しかし、近年の気候変動により、突発的な強風や激しい雨に見舞われる日が増えました。そうした状況下では、小さなハンドルを指先で支えるだけでは心許なく、自動開閉傘のようにしっかりと拳でグリップできる安定感が求められています。
また、ハンドルの素材として多用される樹脂パーツは、経年劣化による「ベタつき」が避けられないという課題がありました。お気に入りの傘なのに、持ち手が劣化してしまったからと諦めてしまう。そんなもったいない経験をなくしたいという想いから、私たちは高密度EVA素材のハンドルを単体で提供することに決めたのです。
「高密度EVA」がもたらす、驚くほど軽い一体感
新しく開発したハンドルには、スポーツシューズのソールなどにも使われる高密度EVAを採用しました。この素材の最大の特徴は、驚異的な軽さと、水に濡れても損なわれないグリップ力です。ストラップを含めた重量は約16g。手に持つと、傘の重心バランスが手元に寄り、数値上の重量よりも傘を軽く感じられるはずです。
冬の冷たさを伝えにくく、夏の汗でも滑りにくい。そして何より、あの不快なベタつきが発生しにくい。7cmという「しっかり握れる長さ」を確保したことで、風の強い日でも傘が煽られる不安を軽減し、まるで自分の体の一部になったような一体感を提供します。
このハンドルはネジ式になっており、私たちの「TOUGHNESS」や「KALCT」シリーズはもちろん、ネジ規格が合う他社製の折りたたみ傘にも装着可能です。
傘を買い替えるのではなく、磨き上げる。一つの道具をメンテナンスし、自分好みにアップデートして長く使い続けることは、日々の生活の質を整えることにも繋がります。指先に伝わる新しい感触とともに、雨の日をより安全に、より軽やかに歩んでみませんか。
TOUGHNESS / KALCT 交換用EVAソフトハンドル

■ 適合モデル
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KALCT シリーズ
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TOUGHNESS シリーズ
